記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

アンデパンダン展 第2夜

9日、東京オペラシティ リサイタルホールにて、
日本現代音楽協会主催『アンデパンダン展 第2夜』が開催されました。

日本現代音楽協会事務局、竹田知弘さんのツイートによると、
「アンデパンダン展」というのは、
19世紀フランスで始まった「無審査」「無勲章」の精神で開催する美術展の名称で、
本公演はその現代音楽版とのこと。

8日に開催された『同 第1夜』と併せて、16名の作曲家の作品が上演されました。
作曲家も演奏家も、ベテランから若手まで様々。
最初から最後まで刺激的な時間でした。
しかも、両日共に、沢山のお客様にご来場頂きました。
特に第1夜は、ほぼ満席だったと思います。
ご来場の皆様に、感謝申し上げます!

拙作、独奏クラリネットのための《-ade》は休憩後の1曲目に演奏されました。
制作を担当された蒲池愛さんが「良い曲順でしょ」と仰っていましたが、
本当に良かったと思います。
(蒲池さんのツイートに拙作のリハ風景もアップされています)

初演者でもある上田希さんに演奏して頂くのは、今回が3度目。
何処か肩肘張ったような感じになる初演とは違うものになるだろうと思っていましたが、
良い意味で、全く違う演奏となりました。
私自身が新鮮な気持ちで聴けましたもの!
例えば、ホールが違うため、残響も大きく変わります。
フェルマータによる停止延長も自ずとその時間が変わります。
sffppの箇所は、オペラシティの豊かな残響のおかげで、
sffで演奏された後の残響とppで伸ばされた音が程良く混ざり合いました。
それは、コンピュータで楽曲制作する際の感覚に似ていました。
また、上田さんの楽器自体も初演と違いました。
同じメーカーの同じモデルでも、やはり音は違います。
ちなみに、今年1月の2回目の上演が今の楽器のデビューだったらしいです。
床を鳴らす所も、予想以上に大きな音が鳴り、興奮致しました。

全体的に、まったりした感じの箇所が増えていました。
勿論、上演回数を重ねたことによる馴れとは違った筈です。
上記のような違いが幾重にも重なった結果だと思います。
そして、エグさは初演よりも増していました。
クラリネットという楽器も上田さんも、魅力ある音を奏でて下さいます!

実は、上田さんにとってはハードな状況での本番でもありました。
正直、心配する気持ちも強かったのですが、そこはやはりプロ。
本番でも素晴らしい演奏をして下さいました!
一般的なイメージのクラリネットの音から、特殊奏法や声を用いた超絶技巧の箇所など、
クラリネットの魅力、上田さんの魅力がよく表現されていたと思います。
もし4度目の上演があった場合は、更に進化した《-ade》を聴くことが出来るでしょう!

終演後、多くの方から声を掛けて頂きました。
Twitter等を通じて私のことを知っている方でも、
生で拙作を聴いて頂けるのは初めてだという方もいらっしゃいました。
概ね好評で、大変嬉しかったです!

また、これも恒例になりつつありますが、終演後にスコアを配布致しました。
本番で聴こえた音が全てだと思うのですが、
それでも現代音楽の場合、スコアを見なければ伝わらない部分があるのも確か。
スコアを踏まえてのご感想も、メール等で幾つか頂きました。
「譜面から受ける印象より、静謐さや間が生かされていたのが印象的」
「音楽が『自分自身の中に存在している響き』で出来ているのが感じられた」
などのご意見は大変嬉しかったです!

でも、これも全て、上田希さんの好演によるものです!O(≧▽≦)O

作品公募という形でしたが、作曲歴も浅い、受賞歴も殆ど無い、学歴も何も無い私が、
上田さんのために作曲させて頂いて、
しかも、現代曲だけを数えても定評のある名曲が多い独奏クラリネット作品の中で、
3度も上演して頂けるなんて、本当に幸せに感じております!
このような素晴らしい機会をセッティングして下さった日本現代音楽協会の皆様にも、
改めて、感謝申し上げます!

終演後、その日のうちに東京を離れられる上田さんとプチ打ち上げ。
楽器への思い入れ、《-ade》に対するご意見などを伺えて、
こちらも大変楽しかったです!

私は、特に初演は演奏家の方と一緒に作り上げたい気持ちがあり、
それは作曲時も含めた気持ちなのですが、《-ade》は作品公募から生まれたため、
上田さんと密に連絡を取り合っての作曲ではありませんでした。
初演時のリハから何度かお話しさせて頂く中で、
上田さんのことも少しずつ分かって来たような気が致しますので、
それを踏まえた上で、またクラリネット作品を独奏に限らず作曲したくなりました!
出来れば、バスクラリネットではない作品です。

音楽は、やはり、ご縁に由来するものだと感じる今日この頃。
自発的な部分は当然あるという前提の下、
皆様との出逢いのおかげで、こうして作曲させて頂いております。
『アンデパンダン展』では、新たな出逢いが幾つもございました。
この方々と共に新しい作品へ取り組むことが出来る日を、楽しみに致しております!

p.s.1
ミーハー的で申し訳無いのですが、木下牧子さんの作品でチェロを演奏された
藤森亮一さんとご挨拶出来たのは、本当に感激致しました!
NHK交響楽団首席奏者やモルゴーア・クァルテットのメンバーとしても有名ですが、
私としては、一時期の中島みゆきさんの楽曲に欠かせなかった方として、
《旅人のうた(2nd Version)》《木曜の夜》《Good Morning, Ms. Castaway》
などでの演奏が印象深いのです。
お声を聴いたのは初めてだったかも。
木下さんの作品での演奏も素敵でした!

p.s.2
終演後、仲俣申喜男先生にお声を掛けて頂きました!
仲俣先生とお逢いするのは初めてでしたが、
鹿児島の音楽の発展に尽力され(現在、鹿児島国際大学短期大学部名誉教授)、
私がいつもお世話になっている先生方が師事されていた先生でもいらっしゃいます。
本当は私からご挨拶すべきなのですが、気さくに話し掛けて頂いたこと、
また、その内容に感激致しました。
第1夜で初演された新作も、照明の効果を伴った、
ベテラン演奏家による集中度の高い演奏で、大変素晴らしかったです!

p.s.3
第2夜の制作を担当された蒲池愛さんとは、本番前にも少しお話しさせて頂きました。
私の声の高さが似合わないことを毎度いじって下さいます。ww
そして、私にとって大切な作曲家のお一人なのです!
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
Electro-Acousticを基調とした作編曲家ユニット、
ANANT-GARDE EYESのメンバーでもある方なのです!
Angel Beats!』ではOPとEDの編曲、BGMの作曲を担当。
私のiTunesで昨年最も多く再生されたのが、OP曲の《My Soul, Your Beats!》でした。
また、『CLANNAD ~AFTER STORY~』のOP曲《時を刻む唄》では何度泣いたことか。
最初は誰だか分からなかったアナンですが、正体が分かった時の驚愕と云ったら…。
蒲池さんが制作を担当された公演で拙作を上演して頂いて、本当に感激致しました!
これからも蒲池さんの音楽に泣かされたいと思います。ww

-ade1 -ade2 -ade4
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

t_AGCH's twitter

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

FC2カウンター

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。