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紺碧。

マンドリンとクラリネット リハーサル

7日、秋葉原・神田キリスト教会で「マンドリンとクラリネット」が開催されました。
関係者の皆様、ご来場下さった皆様、誠に有難うございました。

クラリネット:Thomas Piercyさん、マンドリン:望月豪さん、
指揮:鷹羽弘晃さん、リベルテマンドリンオーケストラの皆さんによって、
二重協奏曲《Azure Child》も素敵に初演されました。

本公演のタイトルがピカソに由来することに肖って、
ピカソが生まれた年に亡くなったムソルグスキーの《展覧会の絵》を引用した本作。
これは、晩年のピカソが過去の名作をアレンジすることで、
新たな作品を作っていたことを意識したアプローチであると共に、
「エマーソン、レイク&パーマー」のライブ盤と同じ選曲でもありました。
※ 最下部の画像、右上は〈こびと〉、左下は〈古城〉、
  右下は〈鶏の足のうえの小屋(バーバ・ヤガー)〉〈キエフの大門〉を引用。

本作では、タイトルに含まれるC, D, E, A, B(= H)の5音によるスケールと、
他の7音によるスケールを、全体の移高も含め、自由に使い分けている他、
ピカソの本名による音列も登場します。

結果的に、最近の作品で個別に取り組んでいる要素をまとめた作品となりました。
何か一つでも面白いと感じて頂けたのであれば、
それはご出演の皆様とムソルグスキーのおかげです。
再演が実現すれば更に良い演奏を聴けるだろうと、今から心待ちにしております。

生活のことを考えると、このペースで新作を発表し続けることは、
たとえ委嘱新作が多くを占めていても、厳しいのが本音です。
打ち上げの後、Sさんと終電まで呑んだ際にも、
今年で潮時だろうという漠然とした不安があったからか、
作曲家のモチベーションの持続に関する質問ばかりしてしまい、
もっと面白い話が出来る貴重な機会だったのにと、反省しております。

フリーの時間に幾つかのイベントや展示に伺って、
現役で活動し続けることが大事だと感じた、今回の東京滞在。
停滞期・沈滞期とも言われる2010年代を空白にしないためにも、
現状を打破しようとする逆説の享受だけではなく、
変わらず大切なこともあるだろうと発言し続けることが、
次の10年を迎える準備として、今は必要なのかも知れません。

毎回が手探りの作曲だからこそ、音楽の技術と共に、
思考や美学を鍛えなくてはならないと痛感している昨今。
作品の数が多いだけで、内容や質が伴わないなんて、もう終わりにしたい。
今の実力では太刀打ち出来ないような、面白い委嘱が幾つか控えていて、
旧作についても、なかなか経験出来ないような企画が色々と進行中ですので、
自分を開発し続けられることを楽しみに、これからも作曲を続けて参ります。

Azure Child 1Azure Child 2
Azure Child 3Azure Child 4

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