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主情。




気鋭の打楽器奏者・會田瑞樹さんのファーストアルバム、
with...』(平成26年度文化庁芸術祭参加作品)が、
国内を代表するレーベルの一つであるALM RECORDS(コジマ録音)より、
11月7日に発売されます(ALCD-102)

末吉保雄、内藤明美、国枝春恵、糀場富美子、水野修孝、羽根玲夢(収録順)
20代から80代まで、幅広い世代の作曲家と會田さんがコラボレーションして、
2012~14年に作った最新作ばかり、というのも本ディスクの特徴でしょう。
豪華な顔ぶれですが、実は、拙作《回鼓録》も収録して頂きました。

昨年11月、西荻窪・トリアギャラリーで開催された、
WINDS CAFE 203「打楽器、百花繚乱」(主宰:川村龍俊)のために作曲した本作。
會田さんがこれまでに出逢い、印象深かった方々の名前をお伺いして、
そのモールス信号をただ並べた「だけ」の音楽。
名前が登場する順番も、彼のメールに書いてあった通りです。

今年5月の杉並公会堂での再演などを経て、
解釈や音色の選択を改めて話し合った上で、レコーディングに臨んで頂きましたが、
作品が生まれ変わったかのような素晴らしい録音となり、大変驚くことでした。

昨年のピアノ10台作品《Piano Function》以降、
東アジアや日本という大きな括りではなく、
自分が鹿児島の作曲家であることを強く意識するようになりました。
故郷とかいう美麗字句ではなく、これが私の否定しようがない現実ですから。
数的操作に基づく作曲を、機能や関数、儀式を意味する「Function」と呼び、
久保禎先生から頂いた批評「幾何学的にして耽美な固有の空間」を参考にしながら、
能や禅の世界観だけではない東洋に根差した、私なりの音楽を実現出来ないだろうか。

静謐で幽玄な世界でも、原色の迫力でもない音楽というのはなかなか難しいですが、
その最初期の試みである《回鼓録》が成長し続けているのは嬉しい限り。
大変恐縮する喩えではありますが、鹿児島で懲りずに作曲し続ける私を、
フランス楽壇の中心であるパリから距離を置き、故郷の南仏を拠点に活躍した、
デオダ・ド・セヴラックになぞらえて評価してくださる會田さんだからこそ、
実現可能な拙作の表現もあるのでしょう。

拙作の紹介ばかり書いてしまいました。
作曲家の「主情」を重視する卓越した演奏により実現された7作品。
ブックレットも充実の内容で、アルバムとしての仕上がりも素晴らしいと思います。
皆様も是非、『with...』をお聴きくださいませ。
http://tower.jp/item/3723659/with
http://www.hmv.co.jp/product/detail/6011058
http://www.amazon.co.jp/dp/B00O156SA6/

明日31日(金)、北とぴあ つつじホールにて、
3回目となるヴィブラフォンソロリサイタルを開催する會田さんですが、
北とぴあ国際音楽祭2014、ならびに、平成26年度文化庁芸術祭参加公演)
来年1月29日(木)には、鹿児島市・e-space hallでも、
別プログラムによるヴィブラフォンソロリサイタルの開催が決定しております。
詳細は以下のリンク先にございますので、併せてチェックして頂ければ幸いです。
http://greenhorn2011.blog24.fc2.com/blog-entry-653.html

會田瑞樹ヴィブラフォンソロリサイタル鹿児島公演1

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