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距離。

「最近は世代に関係なく、狭い関係の中で承認し合うことが出来てしまう」
という話を、良い意味でも悪い意味でも聞くことがあります。
SNSで簡単にやり取り出来ることは典型的な例でしょうし、
表現者も切磋琢磨ではなく、互いに褒め合っているだけのように見えるとのこと。

私は田舎暮らしで、祖父母の介護と作曲時間の確保を理由に夜間の外出を控えていますから、
県外や海外の音楽家は勿論、県内在住の方々とも疎遠になりがちです。
食事の席で私の話が出ることもあるらしく、箭内道彦さんの著書にある仕事術、
「できるだけ会社にいない」を期せずして実践している状態となっています。

委嘱して下さる演奏家さんとのやり取りも「打ち合わせ~リハーサル~本番~打ち上げ」
という範囲に収まっていて、それ以外のプライベートなお付き合いは殆どありません。
SNSで私から声を掛けることも、同様に稀なことです。
私は別にビジネスライクな人間ではないと思っていますが、
お互いの信用は仕事の中だけでも十分に築けると考えていますし、
関係性が固まらない中で、作品を通して距離が伸縮していくライブ感が大好きです。
玉石石石石石石石石石混淆の新しい表現活動をリアルタイムで体感出来ないリスクはあれど、
田舎でのこうした生活も、なかなか悪くないものです。
音楽家として名を成したい人にはお薦め出来ませんけど。

音楽に引き寄せた話をもう一つ書くと、
少し前までは、演奏家に楽しんで練習して頂けるような作曲をしたいと心掛けていましたが、
最近では、そのように演奏家へ寄せて考える必要は無いのではないか、という態度に変わって来た一方で、
先述の箭内さんがよく使う「合気道」という言葉を、より意識するようになりました。
西村朗さんと北爪道夫さんの対話を久々に読み返しながら、様々な距離について考える今日この頃です。
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