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岩戸。

昨日、マリンパレスかごしま・カナホールにて、
Fumiharu Yoshimine Recorder Series VI『J.S.バッハと現代のリコーダー作品』が開催されました。
とっても仕合せな音楽の時間となった本公演。
ご出演の吉嶺史晴先生、柴立美佐子さん、春花美咲さん、田中利絵さん、ありがとうございました。

前半のJ.S.バッハ作品も良かったのですが、
後半最後に演奏された吉嶺先生の作品《天の岩戸》が全て持って行った印象です。
2本のリコーダー、チェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、
この四重奏から想像される音楽とは、良い意味で程遠い内容。
でも、この編成ならびにメンバーでなくては、きっと聴くことの出来ない音楽。
ホールの響きの良さも手伝い、各奏者から繰り出される特殊奏法や発声が渦巻きながら、一つの物語を紡ぐ。
ヴィオラ・ダ・ガンバでのバルトーク・ピチカート、スル・ポンティチェロ、
イレギュラーなハーモニクスによるグリッサンド、ボディ・ヒッティングなど、私は初めて聴きました。
あまりやり過ぎるとチェロと変わらなくなってしまう危険性もありそうですが、
節度のある使い方だったのではないでしょうか。
しかし、何と申しましても、その音楽の瑞々しさ、若さに魅了されました。

実は今、リコーダーとチェンバロのデュオを勝手に妄想中ですが、
ここまでアグレッシブなものは考えられていません。
はい、やり直し決定。《天の岩戸》に打ちのめされました。

柴立さんと春花さんによる拙作《Reflectors》の再演も、今まで聴かせて頂いた中で一番良かったです。
約2年半前の初演と比べて、お二人の技術面が成長されたことも大きいのでしょうが、
作品の捉え方が一番変わったと感じました。
自分が何をやっているのか、しっかり理解出来ている演奏と申しましょうか。
特殊奏法も多く、大変なスコアだと思いますが、
終演後に「このくらい普通ですよ」みたいに仰っていたことが嬉しかったです。
こういうリコーダー作品を、私より若くて優れた演奏家に初演・再演して頂くこともまた、
国内ではなかなか実現し得ないであろう、仕合せなことでした。

吉嶺先生のブログでも、本公演を終えての記事が投稿されていますので、併せてご覧下さいませ。
http://blog.goo.ne.jp/fumiharumusic/e/557144b44d70daffda838037db839d10

私が活動出来ているのは様々なご縁のおかげであって、中でも、吉嶺先生の存在は大きいです。
拙作が演奏される公演にご来場下さる度に、
その構造の弱さや各種奏法の扱いの甘さについて、ブログやメールで批評して下さいました。
当時の私なりに反発もしましたが、結果、良い血肉になっていると感じます。
氏が主催する公演で、久し振りに拙作を取り上げて頂いた今回。
これを励みに、これからも作曲に邁進し続けて参ります。

Reflectors1 Reflectors2
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