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吉嶺史晴・樋園亮 ジョイントリサイタル、終演!

本日、サンエールかごしまにて、
吉嶺史晴・樋園亮 ジョイントリサイタル」が開催されました。

お二人による《グリーンスリーブスによる変奏曲》に始まり、
続いて、樋園さんがスークの《愛の歌》、プーランクの《ナゼルの夜》を演奏。
サンエールは残響が比較的少ない方になるようですが、
それでも、いつもの魅力的な音色を聴かせて下さいました。
「よく研究していることが分かる演奏で、安心して聴いていられる」
「私も伴奏をお願いしたい」
というようなコメントを伺いました。
私も同感です。
樋園さんの音楽を感じる、掴む力は本当に素晴らしいです。

第1部の最後は、吉嶺先生ご自身が編曲された、
バッハの無伴奏パルティータ第2番より《シャコンヌ》でした。
この曲に対する吉嶺先生の思いが、公演前日のブログに書かれています。
約14分の緻密な音楽の時間を、じっくりと堪能させて頂きました。
吉嶺先生が演奏される《シャコンヌ》を聴くという行為は、
ある意味、神秘体験に近いものがあるかも知れません。

休憩を挟んで、第2部の最初は、
C.P.E.バッハの《オブリガート鍵盤楽器とフルートのためのソナタ》、
BWV1020として知られている作品です。
第2部では、リコーダーとピアノという編成の可能性にも焦点が当てられていたように
私は感じました。
ピアノによる通奏低音の利点について、吉嶺先生がブログに書かれています。
ただ、それを実験の場としてセッティングしたのではなく、
飽くまでもリサイタルとして、ご来場頂いたお客様に楽しんで頂ける場として、
構成されていたように思います。

そして、拙作、テナーリコーダーとピアノのための《daydream dance》が初演されました。
(曲の解説は、こちら
8月1日に練習に立ち会わせて頂いた以来で、本番をいきなり聴くという形に、
正直戸惑いもございましたが、そこは素晴らしい演奏家のお二人、
素敵な演奏をして下さいました。
「今回の演奏会に適したポップで刺激的な曲だった」
というようなご感想を幾つも頂きました。
ただ、楽譜を見ただけの印象では、なかなかポップだとは感じにくい筈。
吉嶺先生と樋園さんが拙作のコアの部分を明らかにするような演奏をして下さったことが、
このようなご感想に繋がったのだと思います。

吉嶺先生のブログによると、
Allegro vivace e misteriosoという演奏上の指示を大切にして下さったようです。
ちなみに、草稿の段階ではメトロノーム記号で四分音符の160と明記していましたが、
吉嶺先生のアドバイスにより、速度標語に直しました。
ラッヘンマンの《Allegro Sostenuto》や、川島素晴氏の《Presto Capriccioso》など、
速度標語と発想標語の組合せは曲名にもなる程に、その曲を体現してしまうもの。
拙作における両立が難しいような上述の指示について、
お二方は素敵に表現して下さったと思います。

現代音楽ばかりが並ぶコンサートも刺激的で必要不可欠だとは思うのですが、
今回のように古典から近現代の作品が並ぶ中に、
21世紀の作品も入ることが私は理想的だと考えます。
ただ、その中に入る側としては、やはり恐れてしまう気持ちも少しはあって、
「結局、古典が安心して聴けて良いよね」みたいに言われてしまうと、
ちょっと残念な後味になってしまったりもするのですが、
今回は、「むしろ新作が良かった」みたいな声を(社交辞令だとしても)幾つか聴けて、
物凄く嬉しかったです。
というよりも、ほっと一安心致しました。
リコーダーとピアノのバランスについても、座席による差はあったようですが、
概ね好意的なご意見を頂きました。
ただ、反省点も幾つかございますので、今後に反映出来るよう、精進して参ります。

最後は、コレッリの《ラ・フォリア》でした。
吉嶺先生は、この作品をテナーリコーダーで演奏されます。
プログラムには、
「ピアノとリコーダーのバランスが上手に出来上がって
 聴き手の皆さんに良い音楽が届きますように!」
と書かれています。
時代様式や二項対立のような考え方に基づく作曲ということもあるのでしょうが、
リコーダーもピアノも聴こえて欲しい時に程良く聴こえる曲、演奏でした。

アンコール曲として選ばれたのは《ダニーボーイ》。
ティンホイッスルともまた違うリコーダーの音色が心地好かったです。
本日の演奏の中で最もエモーショナルで、私は一番好きでした。

今回の演奏会では、告知の段階から拙作にもクローズアップして頂きました。
公演の運営に関わられた皆様、ありがとうございました!

お盆のお忙しい時期ということで、集客を心配致しておりましたが、
沢山の方にご来場頂きました。
ありがとうございました!

そして、素敵な音楽を聴かせて下さいました吉嶺先生と樋園さん、
ありがとうございました!
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