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恩恵。

ストリートピアノオーケストラ1

鹿児島中央駅・一番街商店街での「ストリートピアノオーケストラ」終演。
ご来場下さった皆様、誠にありがとうございました!

ピアノ10台作品《Piano Function》再演、素晴らしかったです!
終演後、数人の方から「出演を辞退する人が出るのも納得」と言われるくらいの難曲でしたが、
本番前の1時間弱しか全員で合わせる機会の無いハードな条件の下、
中学2年生から、あの「銀巴里」に出演されていた79歳のベテランまで、
10名のピアニストがベストを尽くして下さいました。

柴藤ひろ子さん、吉村英世さん、佐藤愛里さん、市來央子さん、内田愛美さん、
島津紘子さん、博多宮己さん、本田香朱美さん、三好恵子さん、博多俊輔さん。

クラシック、ジャズ、シャンソンなどのピアニストに限らず、
ヴォーカリスト、コミュニティFMのパーソナリティ、音楽療法士、作曲家など、
鹿児島や宮崎で様々な活動を展開されている、とっても素晴らしい音楽家の皆様です!

特に、2ステージ行った内の2回目は凄まじい音場が生まれただろうと思います。
ストリートピアノ特有の微分音や不協和音の美しさ、時間の伸縮についてのご感想も頂きました。
商店街のイベントで現代曲を取り上げるからこそ、音楽面も充実させたい想いで臨みましたが、
それが実現出来ていたようで、とっても嬉しかったです!

だからこそ、2回目のステージの一番盛り上がる所で、
指揮を担当する私がリピートを1回飛ばしてしまい、大変申し訳なく思っております。
反省というより、後悔です。。。
ピアニストの皆様が指揮をしっかり見ていたおかげで、
アンサンブルが崩壊すること無く、終止線を迎えられたことが救いでした。。

ストリートピアノオーケストラ2

《Piano Function》再演の実現に欠かせなかったお二人をご紹介します。

先ずは、上栗広暁さん。
ジャズのベーシストであり、ストリートピアノの発展にずっと尽力されて来た方です。
当初予定に無かった拙作がプログラムに入って、ピアニスト以上に負担が増えたのが、
出演者のコーディネートなども担当されていた上栗さんだったことでしょう。
実際、本番の数日前にも出演者の変更がありましたから。。
加えて、商店街のアーケード内での演奏とはいえ、天候にも大きく左右されますから、
その点でも、色々とご心配下さいました。
また、出演者が普段活動しているスタイルでのミニライヴを設けたことも、
各地の音楽家を多くの方に知って頂きたいという、上栗さんの想いがきっかけだったようです。

ストリートピアノオーケストラ3

終演後、上栗さんが次のように仰いました。
「リハから本番まで合わせて4回聴いたが、一番変化したのは君の指揮だった」
ピアニスト10名中7名と今日が初対面で、最初は様々な対策を練って臨んだ訳ですが、
直にお会いしてコミュニケーションを取り、それぞれのミニライヴに魅了されたことで、
拙いながらも、私の指揮が柔軟に変化していったのだと思います。

そして、拙作をプログラムに入れようとご提案下さった、島津楽器 CUREO HALLの上山大輔さん。
昨年の『おおすみ-かごしま芸術祭2013』にて、
「島津楽器 CUREO HALLにあるピアノを一斉に演奏する新作」という破格の企画を、
芸術祭発起人で、視聴覚作家/サウンドパフォーマーの松本充明さんと共に発案された方です。
「再演するなら、この機会しか無い」と、初演の直後からご提案下さっていました。
上山さんを始め、初演にご尽力下さった島津楽器 CUREO HALLの皆様とピアニスト10名、
高橋英明さん、室屋麗華さん、坪田真理子さん、川野浩美さん、有川陽子さん、
桑水奈々恵さん、上野恵大さん、日高研仁さん、川口愛梨さん、松薗鮎佳さんのおかげで、
今回の再演が2ステージ共、成功出来たのだと思います!

本公演の主役は、飽くまでもストリートピアノと、その発展に尽力されて来た方々です。
1台ずつ、お一人ずつの個性や魅力が、拙作を通して少しでも伝わったならば。
普段は接点の無い各地の音楽家が、本公演をきっかけにして交流出来るならば。
参加させて頂いた者として、私は仕合せです。

ストリートピアノ3  ストリートピアノ1

今日は、初演へのご来場が叶わなかった方も、
私が鹿児島市でギターの弾き語りをしていた頃の仲間も、各地からご来場下さいました。
Facebookへの投稿やコメントの数々も、とっても嬉しかったです!
一方で、センター試験や市長選挙で断念された方も、多くいらっしゃいました。
「それなら自主企画で再演を実現させましょう」とは流石に云えない編成ですが、
スイスでイベントを組みたいと仰る方もいらっしゃいますし、いつか、きっと再演出来るかも知れません。

ここで、個人的な話を一つ。

《Piano Function》の初演も再演も、ご出演下さったピアニストの殆どは、
拙作のような現代曲を演奏するのが初めてだっただろうと思います。
そして、彼らだからこそ実現出来たであろう音楽に、私は興奮したのです。
現代音楽を得意とする演奏家との協働も楽しいのですが、
どうしても、過去作のアナロジーとして処理されてしまいがちです。
彼らにとって「これまで聴いたことのある何ものにも似ていない」と、
丸ごと受け止めてもらえる曲を作れない私に問題があるのは承知しているつもりですが、
「ここまで理解してもらえない、面白がってもらえないものだろうか?」と、
聴衆よりも、演奏家に対する非力に苛まれる機会が増えて来ました。

そういう時に迎えた、本作の2回の本番。
初演時には、多くの即興アーティストや電子音楽家との出逢いもありました。
現代音楽業界とは異なる環境で生き抜いている彼らに刺激を受けると共に、
演奏しなくてはならない数多くの現代曲の一つとしてではなく、
「私」が演奏すべき未体験の1曲として、ご出演の皆様に取り組んで頂けたことが、
疲れてしまっていた私に、作曲する活力を与えて下さいました。
同時に、現代音楽に詳しい方々も新鮮な興味を持てるような美しい音楽とは何か、
これまで以上に、積極的に探究出来るようになったと感じております。

今年頂いた年賀状の中に「現代音楽界に恩恵を!」と書いた作曲家がいらっしゃいました。
私は相変わらずの徒手空拳ですが、無闇に一喜一憂せず、自らの課題に取り組んで参ります。
それがいつか、現代音楽界に良い影響を与えられたら良いのですが。。

終演後、いつもなら移動中や宿泊先で、すぐに音楽を聴き始めるのですが、
今回は未だ、何も聴いていません。
本番が素晴らしくて何も聴くことが出来ないなんて、かなり久々のことです。
そして、予想通り、右腕が痛くなって参りました。。。

《Piano Function》を通して、私もとんでもない体験をさせて頂きました。
関係者の皆様、ご来場の皆様、気に掛けて下さっていた皆様、
改めまして、ありがとうございました!!!

Piano_Function3  Piano_Function4

Piano_Function1  Piano_Function2
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