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今年。

ピアノ10連奏

12月30日深夜。もうすぐ2013年が終わります。

今年は新・旧併せて19曲(委嘱新作は10曲)を、26の公演で取り上げて頂きました。
ご縁に恵まれたと感謝しております。
以下に、今年初演された新作12曲をご紹介致します。

01.《inner circuit》 ピアノのための
初演:2013.03.16 - 広島 - 伊藤憲孝(pf)
動画:http://www.youtube.com/watch?v=QS5oreI-FEM



02.《Watercolor》 アルトフルートとギターのための
初演:2013.03.27 - 東京 - 永井由比(afl)、山田岳(gt)



03.《螢》 ソプラノとヴィブラフォンのための
(テキスト:斎藤茂吉)
初演:2013.04.16 - 東京 - 溝淵加奈枝(sop)、會田瑞樹(vibr)

04.《Baby's Breath》 マンドリンとピアノのための
初演:2013.05.02 - 東京 - 望月豪(mln)、鷹羽弘晃(pf)

05.《パテラ》 アルトサクソフォンとギターのための
初演:2013.05.18 - 東京 - 大坪純平(gt)、椿義治(asax)
動画:http://www.youtube.com/watch?v=Y6Fos6zEMvk

06.《エリクサー》 ギター二重奏のための
初演:2013.05.18 - 東京 - 大坪純平山田岳(2gt)
改訂:2013.11.23 - 東京 - 大坪純平岡本和也(2gt)
動画:http://www.youtube.com/watch?v=BB1mTwhdPmM



07.《How to be insensitive》 ピアノのための
初演:2013.07.08 - 鹿児島 - 樋園亮(pf)



08.《Piano Function》 ピアノ10台のための
初演:2013.08.04 - 鹿児島 - 高橋英明・室屋麗華・坪田真理子・川野浩美・有川陽子・桑水奈々恵・上野恵大・日高研仁・川口愛梨・松薗鮎佳(10pf)、田口和行(cond)

09.《けやき並木》 バスと尺八のための
(テキスト:藤井慶子)
初演:2013.08.30 - 東京 - 伊東剛(bass)、元永拓(尺八)

10.《回鼓録》 独奏打楽器のための
初演:2013.11.17 - 東京 - 會田瑞樹(perc)



11.《Waterscape》 フルートとギターのための
初演:2013.11.22 - 東京 - 永井由比(fl)、山田岳(gt)

12.《yawa》 2台のピアノと光のための
初演:2013.12.04 - 鹿児島 - 大野由夏・樋園亮(2pf)、Richard Byers(light)



この他にも、2010年に作曲したクラリネット独奏曲《-ade》が、
上田希さんによって京都で再演されたことは大変嬉しかったです。
たった3年しか経っていないのですが、ひたむきな内容だったことを再確認して、
いつの間にか拙作から欠けていた部分、こなれてしまった部分を反省することでした。



3月には、自主企画として『伊藤憲孝ピアノリサイタル~初演~』を、
作曲家の池田圭佑さんと共に、広島・東京・鹿児島・福岡で開催しました。
私は鹿児島公演のみに立ち会いましたが、予想以上のお客様にご来場頂き、
大変良い環境で新しい音楽が生まれただろうと感じております。

Dual KOTO×KOTO梶ヶ野亜生山野安珠美)のアルバム『あまねく』には、
一昨年書かせて頂いた《あわてことやのあわてとこや》が収録されました。
二面の箏による興味深い音楽に満ちた本CD、是非お聴き下さいませ。

ドイツで出版された《Daydream Dance I》も、向こうで演奏されているようです。
プログラムを見ると、ドヴォルザークと一緒に演奏されていたりして、
古典と一緒に演奏されることを常々望んでいることもあり、嬉しく思うことでした。
http://www.youtube.com/watch?v=p91EnY1orEo

昨年、Trio Ku(ヴァイオリン:米川さやか、ギター:山田岳、ピアノ:伊藤憲孝)が、
《スパークリング》を初演した際、作曲家の久保禎先生から、
「幾何学的にして耽美な固有の空間」という言葉を頂きました。
ビートたけしさんが「アーティストには後から理屈がついてくる」と仰っていますが、
「個体発生は系統発生を繰り返す」「脳髄は物を考える処に非ず」と共に、
先生の言葉がいつしか私のモットーとなっていたのも、同様のことでしょう。
拙作をこれ程までに言い得た表現もなかなか無いでしょうし、
現代音楽としての切り口を常に意識出来たのも、この言葉のおかげでした。



7月に《How to be insensitive》が鹿屋で初演された際、
リコーダー奏者・作曲家の吉嶺史晴先生が、ブログで拙作の美しさと共に、
私のことを「実に多面的な作り手」とご紹介下さったことは、大変嬉しかったです。
誰かに好かれるために音楽をやっている訳ではないものの、
理解して下さる方の存在を実感出来ることは、創作の励みとなりますから。
http://blog.goo.ne.jp/fumiharumusic/e/9df6a6205436add6c48ee8561d4de16b

今夏開催された『おおすみ-かごしま芸術祭2013』に招待アーティストとして参加出来たこと、
国内外の即興アーティストや電子音楽家たちと出逢えたことは、今後の作曲に大きな影響を与えることでしょう。
ピアノ10台なんて破格のことを想像出来る人が、世の中には居るのです。
私は芸術祭発起人からのお題を《Piano Function》というスコアにまとめただけに過ぎず、
本作に関しては企画の勝利だと考えております。
奇跡と呼べそうな初演、その熱狂の時間・空間は一生忘れられないでしょうし、
プロジェクトの一員として作品を成功させる喜びを知ることも出来ましたが、
だからこそ、自分で乗り越えなければならない壁になっているとも痛感しております。
http://greenhorn2011.blog24.fc2.com/blog-entry-463.html

11月の上京後に「いつの間にか夢が委縮してしまったのではないか」と気付きました。
現代音楽という理想を追い求めるためにも、自由と社会性の振り子を振り続けながら、
現実に屈することなく、前進して参ります。

来年は再演が多くなりそうです。
室内オーケストラのための《思無邪》を始め、初演の予定も幾つかございますが、
委嘱新作だけでなく、大好きな演奏家のために自主的な新作も書いていきたいです。

いつも通り、取り留めのないブログとなりました。
相変わらずマイペースな作曲家ですが、来年も何卒宜しくお願い申し上げます。
良いお年をお迎え下さい。
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