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月末。

昨日、打楽器奏者の會田瑞樹さんより、
来月初演して頂く《回鼓録》の稽古動画が届きました。
膜質打楽器の独奏曲というお題で、コンパクトな楽器選びとなっていますが、
それでも會田さんは表情豊かに「歌って」下さっています。

「回顧録」というよりも「名簿」という感じで、
彼に所縁のある人物の名前が次々と登場する本作。
どのような音になるのか期待しながら書いた部分も、
イメージから逸脱することなく、私の想像より良い表現をして下さっています。
打楽器独奏曲としてはベタな内容ですが、
彼が演奏することで瑞々しい音楽が実現されることでしょう。

リハに立ち会う際、演奏中に何処を見れば良いのか、いつも悩みます。
演奏者を直視するのも何ンだか恥ずかしくて、結局はスコアとにらめっこしますが、
動画の場合は、そういうことを一切考えずにガン見することが出来ます。
會田さんのスティック捌きが余りに凄くて、冷静に視聴しなければならない立場なのに、
興奮の余り、思わず声を上げてしまった箇所が幾つもありました。

初演は11/17(日)14時より、
西荻窪のトリアギャラリーで開催されるWINDS CAFE 203「打楽器、百花繚乱」にて。
大きな公演が幾つか被っている日ではございますが、
會田さんの音楽をダイレクトに堪能出来る貴重な公演に、是非、足をお運び下さいませ。

SoundCloudには、會田さんが委嘱初演して下さった、
独奏ヴィブラフォンのための《moonlight dancer》をアップしております。
こちらも是非、お聴き下さいませ。



また、日曜にはギターの山田岳さんから、
フルートとギターのための《Waterscape》に関するご質問をお電話で頂きました。
11/22(金)19時より、東京オペラシティ・リサイタルホールで開催の、
永井由比フルートリサイタル」で初演される本作。
私なりの手法で美しい音楽を目指しましたが、それだけで終わって欲しくないとも思っています。

当たり前のことですが、楽器に関しては私などより演奏家の方が詳しい訳で、
私のスコアをどのように膨らませて実現して頂けるか、その過程が毎回の楽しみですし、
彼らのように心底楽しませることの出来る演奏家の存在は、本当に有難いです。
独り善がりな即興は基本的に認めませんが、セッションで広がっていく様は大好きで、
スコアを解釈する決定の多くは、いつも演奏家に委ねているつもりです。
永井さんと山田さんのデュオによる抽斗から何が出て来るか、期待せずにはおれません。

お二人が今年3月に初演して下さったアルトフルートとギターのための《Watercolor》も、
SoundCloudにアップしておりますので、是非お聴き下さいませ。



その他の近況ですが、28日より、来年2月に初演予定の新作の浄書を始めました。
念願の編成となる本作ですが、作曲の打診を頂いた3月より少しずつメモを書き溜め、
今月に入ってから一気に放出させるようにしてスケッチを進めておりました。
拙作は旧来的な記譜が殆どだということもあり、打ち込みは遅くない方だと思うのですが、
パート譜まで含めると、今回は時間が掛かりそうな予感。
情報が解禁され次第、公演と作品についてご紹介したいと思います。
(フルオケ?と訊かれましたが、流石にそれは無いです)

28日と29日の『ハートネットTV』はご覧になりましたか?
「即興が世界をつなぐ-大友良英と『音遊びの会』の仲間たち-」と題して、
まだ見ぬ音を求めて」「同じ地平に立つということ」の2回が放送されました。

知的障害児とその家族、即興音楽のミュージシャン、舞踊家、音楽療法家が集まり、
即興による「新しい音楽」を生み出し続けてきた『音遊びの会』(番組HPの解説より)
その初の海外公演となったUKツアーの模様が紹介されたのですが、
会の意義が大事なのは勿論のことして、その音楽に魅了されました。
以前から『JAMJAMラジオ』などで紹介されていましたが、実際に音を聴くのが今回が初めて。
例えば、演奏を始めるきっかけとなる子が一音も出さないままに退場する(一番の大歓声でした)
大きな音を嫌う子がステージ上で熟睡してしまう、といったスリリングな音楽。
《4分33秒》の衝撃を最早、体験出来ないであろう現在、
音楽や表現全般の根幹を問うステージが、
彼らにしか出せない緊張感の中で繰り広げられているように感じました。

そうそう。
これまで意識することすら無かったジョン・ケージについて、只今、猛勉強中です。
氏を崇め奉っている人達が気持ち悪く、軽蔑するように感じていたこともありましたが、
私が最近取り組んでいる作曲方法が氏の影響下にあるように見えるかも知れない、
ということに気付いてから、急に興味の対象となったのです。
アルテス VOL.04』に掲載された渋谷慶一郎さんのインタビュー記事も大きかったです。
これを読んでいなかったら、ここまで興味を持てたかどうか。
不思議なご縁です。

ちなみに、ケージの実演を聴いたのは一度だけ。
しかも、鹿児島でのことでした。
http://greenhorn2011.blog24.fc2.com/blog-entry-259.html
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