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一冊。

私のオススメ図書室1

4日に閉幕した「おおすみ-かごしま芸術祭2013」(展示会場は今月31日まで)
鹿児島市のグランド・オープニングでは、レトロフトチトセにて、
「私のオススメ図書室」というものが1日限定で開設されました。

「今日をより豊かに、あるいは輝く明日のために、何かヒントになるような」というお題で、
芸術祭参加アーティストが1冊ずつ選んで紹介するというもの。
推薦図書は、芸術祭各会場でも紹介されていました。
写真は、川上中学校校舎での模様です。

出来るだけ読み易い本が良いだろうと思い、私が選んだのは、
小室等・著『人生を肯定するもの、それが音楽』(岩波新書、2004年)
タイトルにもなっている武満徹さんの言葉と、
谷川俊太郎さんの詩から小室さんが連想した「おどおどしながら、しかし、退かず」という、
この二つの言葉を軸に、交友録が語られていきます。
例えば、フリージャズ・ミュージシャンの坂田明さんが、
中学校のブラスバンドを指導した際のエピソードだったり、
小さな町で開催される、少し規模が大きいようなイベントで、
スタッフワークのユニットが小さいために事務的に「滞る」ことが、
時には有意義な結果をもたらす体験だったり。
本芸術祭の内容ともリンクすると思い、本書を選びました。

どれにしようか悩んだ本があと何冊かありましたので、ここで簡単に紹介します。

西村朗+沼野雄司・著『光の雅歌-西村朗の音楽』(春秋社、2005年)
私にとって最も大切な作曲家の一人である西村朗さんが、
ご自身の幼少期から、心臓の病気で2003年に入退院された直後までを、
音楽評論家の沼野雄司さんを聞き手に迎えて、語っていく本。
私の作曲に最も深く根付いている一冊です。

武満徹-没後10年、鳴り響く音楽(イメージ)』(河出書房新社、2006年)
様々な人が武満徹さんについて語る本ですが、
この本で、私は大友良英さんのことを知りました。
即ち、ここから即興音楽への興味が広がっていったのです。
本当にのめり込むのは東日本大震災以降でしたが、
大友さんの人脈を辿るようにして、色々なCDを購入するようになったり、
苦手だったジャズの中にも、エリック・ドルフィーやローランド・カークのように、
興味を持てるミュージシャンが居ることに気付かせてもらったり。
そういう意味で、大事な一冊です。

羽生善治・著『決断力』(角川書店、2005年)
かなり売れた本のようですので、改めて紹介するまでもないでしょう。
アルテス VOL.04』の9ページ目で渋谷慶一郎さんが、
「僕が決断できるのは、次の作品があると思っているからですね」
と仰っている辺りの文章を読んだ時に、羽生さんのこの本と共通するものを感じました。

キーボード・マガジン 2004年4月号』(リットーミュージック、2004年)
巻頭特集は『CHASM』をリリースした坂本龍一さん。
私は教授の良いリスナーではないだろうと思っているのですが、
このインタビュー記事には、かなり影響を受けています。
現代音楽をやっている人達には常識のようなことばかりが語られているのかも知れませんが、
それでも私の作品を演奏する方々には一度読んで頂きたいくらいです。
KENSOの小口健一さんと光田健一さんによるシンセ・ソロ・バトル企画も必読、必聴。
倉田信雄さんのインタビューでは、スティーヴィー・ワンダーが参加していた頃の、
中島みゆきさんのレコーディングに関するエピソードも語られています。

私のオススメ図書室2
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