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即興。

11日、水道橋のFtarriで、Jean-Luc Guionnet石川高大蔵雅彦トリオを聴きました。

前半は、宇波拓氏がプログラミングしたJean-Luc Guionnetの電子音楽。
2曲目には、ギターで佳村萠氏も参加されました。

後半は、約40分のインプロヴィゼーション(即興演奏)。
Jean-Luc氏と大蔵氏が共にサックスで重音奏法を中心に奏し続けて、そこに石川氏の笙が絡みます。

これがとにかく心地好かった!
サックスの重音奏法は、斯くも美しいものであったのか!

ヘテロフォニックな面の絡みが元から好きだということもありますが、
空調を切った地下室での緊迫した時間というのも、私は好きでした。

このトリオによるパフォーマンスは今回が3回目だったらしく、
もしかすると、ライブCDとして発売される可能性もあるとのこと。
是非とも実現して頂きたいものです!

今度の「おおすみ-かごしま芸術祭2013」でご一緒させて頂く、
視聴覚作家/サウンドパフォーマーの松本充明氏はバンドネオン奏者でもあって、
石川氏の笙とデュオで演奏される機会もあるとのこと。
こちらも、いつか生で拝聴したいものです。

私にとって、即興は縁遠いものであるが故に、とても興味深いものです。
特に最近、即興に対する思いが強くなっているのを感じていて、
作曲家と演奏家の分業制ではなく、自作自演への志向が再び強まっている証なのでしょうが、
この日のパフォーマンスを体験して、スコアリングへの欲求も逆に強まりました。

   戦後前衛の流れを汲む作曲家が求め続けた「新しい音響」は、
   いまや即興音楽で十分に実現されており、
   作曲家が取り組むべきは「新しい時間体験」の構築だ
  
これは、会場にいらしていた批評家の野々村禎彦氏が以前書かれた文章の抜粋です。
タイトルは「『新しい音響』に飽きたリスナーのための、新しい時間体験」
http://koji.music.coocan.jp/nonomura.html

この文章に、どれだけ打ちのめされたことか。
また、どれだけ希望を見出すことが出来たか。

音楽にはきっと、まだまだ開拓の余地がある。
音楽家がそう信じなくてどうするのか。
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