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類似。

7月8日に開催される「樋園亮ピアノリサイタル」にて、
委嘱新作《How to be insensitive》が初演されます。

ボサノヴァを代表するジョビンの《Insensatez (How Insensitive)》と、
ショパンの《プレリュード第4番 ホ短調》には、
左手の和音が半音階的に下降する点、
右手のメロディが半音の範囲でとどまっている点などの類似があります。
ジョビン自身、特にショパンのこの曲を終生愛していたとも言われています。

樋園さんから作曲の打診があった際、これと同様のことを、
彼のレパートリーであるスクリャービンで実践することが出来ないか、
つまり、スクリャービンの《プレリュード第4番 ホ短調》と類似性を持つ、
ボサノヴァのピアノ曲を作れないかと考えました。
(樋園さんはボサノヴァ・バンドのピアニストとしても活動しています)

ただ、ボサノヴァのグルーヴをピアノ独奏で作り出そうとしても、
どうしても8ビートのバラードと殆ど変らなくなってしまいます。

そこで、バンドで演奏出来そうなボーカル曲を先に作り、それをピアノ曲に変換しました。
変奏曲に近いかも知れません。

途中、変拍子のリフが出て来ますが、
これはジョビンへの敬意を込めて、JOBIMのモールス符号を基礎としています。

このようにボサノヴァから逸脱する点を含め、
私にとっての「How Insensitive(お馬鹿さん)」が出来たのではないでしょうか。

樋園さんが拙作を初演するのは、室内楽曲を含め、今回で5作目。
これまでとは異なる内容を求めると同時に、
彼の魅力的な弱音のタッチなどは活かせるように努めました。
また、ポップな内容ではあるものの、現代音楽としての矜持は保っているつもりです。

きっと充実した公演になるだろうと思います。
皆様のご来場を、心よりお待ち申し上げております。



樋園亮ピアノリサイタル
日時:2013年7月8日(月)18:30開場、19:00開演
会場:リナシティかのや・3Fホール(鹿児島・鹿屋)
料金:大人1,500円、小人(高校生以下)1,000円、全席自由

【プログラム】
J.S.バッハ:イタリア協奏曲
F.ショパン:バラード第3番
V.ノヴァーク:思い出
L.ヤナーチェク:霧の中で
A.スクリャービン:ピアノソナタ第3番
了徳寺佳祐:マルビナスの悲しみ
田口和行:How to be insensitive(委嘱初演)

チケット販売
リナシティかのや・3F売店、サウンド・ガレージ鏡堂、レストラン ロートレック
豊栄ひっとべ館、島津楽器 CUREO HALL

ご協力:TOYBOX(鹿屋市音楽家支援ネットワーク)
お問合せ:0994-43-1141(樋園亮ピアノリサイタル実行委員会)
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