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二曲。

昨日18日、大坪純平さんのリサイタルが渋谷の公園通りクラシックスで開催され、
二つの新作、《エリクサー》と《パテラ》を初演して頂きました。
大坪さん、ゲストの山田岳さん、椿義治さん、ご来場の皆様、ありがとうございました!

新作が二つということで、どのように差別化させるかが課題の一つでしたが、
作品間の断絶が少し目立ったかも知れません。

アルト・サクソフォンとギターのための《パテラ》が好評で嬉しかったです。
フリーハンドに近い作曲だったため、心許ない気持ちが多少ありましたが、
様々な反応を伺って、ほっとしました。
この曲に関しては、サクソフォンとギターという、なかなかレパートリーの無い編成に対し、
大坪さんが何年も掛けて、真摯に取り組み続けた結果が出たのではないでしょうか。
そして、椿さんの重音奏法や最高音域でのキレたような高速パッセージ、ポルタメントなど、
これぞサクソフォン!と叫びたくなるようなかっこいい演奏も印象的でした。

ギター二重奏のための《エリクサー》ですが、非常に小さい音など非現実的な奏法を多く採用したために、
大坪さん、山田さん、PAを担当された会場スタッフの方にご迷惑をお掛けしました。
ギターの入った拙作は、室内楽曲やエレキ独奏曲を含め、これで6曲目となりますが、
今までと違うことをしようと不用意に先走ってしまった結果でしょう。
違う会場なら生音で十分に実現出来るのではないか、というご意見をご来場の方から頂きましたが、
何処で初演されるのか承知した上での作曲でしたから、そこを活かし切れなかったのは私のミスです。
問題点を箇条書きにして、代替案で解決出来そうなもの、解決しても効果が期待出来ないものなど、
リストアップしている所ですので、これを参考に改訂版を夏が終わる頃までに作りたいと思います。
(いつもの拙作っぽくないからか、私にとっては愛着のある曲なのです…)

《パテラ》も《エリクサー》も再演が決まっているようです。
そのうちの一つ、11月23日(土祝)に東京の両国門天ホールで開催される、
ギターデュオ「対話」第3回リサイタルにて《エリクサー》を再演して頂きます。
こちらは大坪さんと岡本和也さんによる二重奏で、上述の通り、改訂初演となる予定です。

大坪さんとは来年も新作でご一緒することが出来そうです。
今回の良かった点・駄目だった点を踏まえて、作曲に臨みます。

さて。
本公演で、上半期の新作6曲の初演が全て終わりました。
6曲中5曲が委嘱新作で、残りの1曲も特別な機会のための新作でしたが、
反省することが多過ぎたような、でも、楽しい経験でした。
プログラムに委嘱新作を入れると作曲家がお客を連れて来てくれる、なんてこともあるそうですが、
生憎、拙作が目的でご来場される方は平均して3人にも満たないでしょうから、
申し訳無いような、それでも委嘱して下さることが嬉しいような、複雑な気分です。

上半期の総括みたいなことは、また後日書きたいと思います。
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