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本日4/9付の西日本新聞・文化欄(鹿児島版では10面)に、
九州大学大学院芸術工学研究院教授、中村滋延先生の連載「音楽季報」が掲載されました。

「現実感伴い迫り来る芸術~20世紀以降のクラシック」という見出し。
20世紀以降のクラシック音楽の上演がもう少し増えて欲しいというテーマで、
先月の『伊藤憲孝ピアノリサイタル~初演~鹿児島公演』も取り上げられています。

本公演は福岡でも開催されたのですが、
研究プロジェクトの関係で、九州の色々な所でどのように音楽文化活動が為されているか、
それを見て回るために、鹿児島公演を敢えて選んで下さったそうです。

本公演に割かれた文字数は決して多くありませんでしたが、
先述のテーマの中で取り上げて頂いたことに意義を感じております。


2008年3月15日の朝日新聞(鹿児島版)に、
「開かれた現代音楽求めて」という中村先生の寄稿が掲載されました。

この中に「現代音楽のグローバル化に対する懸念」という記述があります。
大まかな内容は以下の通り。

   現代音楽は一般の聴衆に支持されている音楽ではないにも拘らず、
   現在のクラシック音楽系の作曲家がそれに取り組んでいるのは、
   現代音楽を評価する場が存在するためであり、
   著名な現代音楽祭などでの評価が東アジアの作曲家にまで影響を及ぼしている。
   その評価に従っている限り、作曲家は聴衆を気にする必要は無い。
   これを現代音楽の「グローバル化」と私は呼んでいる。

当時、現代音楽としての作品を一つも発表出来ておらず、
この界隈の知人が殆ど皆無だった私にとって、物凄く示唆に富む文章に思えました。

現在の実感としては、この「グローバル化」は東京でも間接的なものでしょうし、
国内での評価の基準、局所的なガラパゴス化みたいなことが寧ろ気になっているのですが、
(「現代音楽はこれから何処へ行くのか」という問いに「呑み屋」と関係者が答える現状)
それでもこの記事は私の座右にあり、作曲や企画を立ち上げる前などに読み返しております。


さて、来週4/16(火)19時より杉並公会堂・小ホールで開催の
會田瑞樹×溝淵加奈枝デュオリサイタル」にて、
ソプラノとヴィブラフォンのための《螢》が委嘱初演されます。
拙作の他には、一柳慧伊福部昭糀場富美子山根明季子各氏の再演と、
見澤ゆかりさんの改訂初演が予定されています。

「うたと打楽器、新たなる可能性を秘めたデュオリサイタル♪」と謳う本公演。
皆様のご来場をお待ち申し上げております。
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