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個体発生は系統発生を繰り返す

日付変わって、5月5日。
今年の各コンクールの締切が視界に入り始めました。
一昨年、昨年と同じくらいの数を申し込みたいと考えていますが、
今年は、これまで以上に時間との勝負となりそうです。

先日、アルト・リコーダーとテナー・リコーダーのための《reflectors》を脱稿、
某演奏家さんへ郵送致しました。
「リコーダーの演奏コンクールで取り上げることが出来るような内容のもの」
というテーマだったのですが、その演奏家さんから色々とアドバイスを受けることが出来、
かなり良い勉強、体験となりました。
全体的に「歪んだシンメトリー」に取り組んだ曲です。
私が現代音楽と出逢い、最初に読んだ本というのが、
当時お世話になっていた作曲家さんに紹介して頂いた、
南弘明氏の『十二音による対位法』だったのですが、
現代音楽を面白いと感じた最初の経験を、今の自分がなぞってみたらどうなるか、
みたいなことも、作曲中に考えていました。
調性音楽で言う所の対位法的なアプローチは避けて来たので、
新鮮な気持ちで取り組めたというか、案外面白かったです。
もし、初演の機会に恵まれた際には、ご案内させて頂きます。

この作曲時によく聴いていたのが、10代の頃から大好きだった2枚のアルバム、
『幻想水滸伝II音楽集 Orrizonte』と、Blackmore's Night『Shadow of the Moon』、
そして、大学生の頃に出逢った、Väsen『TRIO』でした。
私にとって、素直に興奮出来る音楽ばかりです。

Väsenは、一昨年の《葉桜》を作曲する際にも参考にしたバンドなのですが、
このバンドを知るきっかけとなったのが、清水義央医学博士の紹介文。
そう、KENSOのリーダー、清水義央氏です。
(それぞれ異なる紹介ページが出て来ます)
私がモデルとしている一人である清水氏から(間接的であれ)学んだことは沢山あり、
エルンスト・ヘッケルの「個体発生は系統発生を繰り返す」も、その一つ。
作曲も、同じだと思うのです。
例えば、現代において、弁証法的な思考の下での作曲をやめようと思った所で、
それは西洋音楽の歴史を否定する態度とは異なる筈であり、
寧ろ、尊重した結果の姿勢だろうとも考えます。
現代音楽の作曲をするということは、
西洋音楽の歴史そのものから与えられたミッションに取り組むことだとも思います。
串刺しにするかの如く、コンテクストの重層化を図るためにも、
十分に評価されないまま置き去りにされて来た作品を再評価することも必要でしょう。
村上隆氏の『芸術闘争論』は、何度読み返しても「気付き」に満ちている本ですが、
市場の大きさの違いなどはあるにしても、
現代音楽も現代美術も抱えている問題は似ているというか、
これらを踏まえながら作曲をしている今日この頃です。

加えて、脳内のみさとさんからは、
「却下よ きゃ・っ・か!!! ド却下よ!!!」と言われる今日この頃です。
凹むんだか、喜ぶんだか、どっちかにしなさいよ!!!

ぬかしおる。
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