記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

月光。

會田瑞樹リサイタル

どもっ(・∀・)つ自分です。

遅れ馳せながら、先週9日に杉並公会堂・小ホールで開催された、
『會田瑞樹ヴィブラフォンソロリサイタル Vol.1 ~思いがけない出会い~』について。

大学院生による、彼にとって初めてのソロリサイタル。
しかも、邦人作品ばかりを集めたパーカッションリサイタル。
新作初演が4曲もあり、どう転ぶかも分かりません。
しかし、満員御礼と云っても良いくらいの集客で、
會田さんへの期待の大きさ、注目度の高さを改めて実感することでした(* ̄∇ ̄*)

【プログラム】
木山 光(b.1983)/ヴィブラフォンのためのソナタ《LoverS》【委嘱新作】
田口和行(b.1982)/moonlight dancer【委嘱新作】
山本和智(b.1975)/interfering serface for 2 vibes【委嘱新作】
西村 朗(b.1953)/虹の雫(2008)
坪能克裕(b.1947)/celestial-vib(2007/2011年、會田瑞樹舞台初演作品)
清水一徹(b.1976)/Ichnographia ~ Concerto for solo vibraphonist (with other percussion)【委嘱新作】
松村禎三(1929-2007)/ヴィブラフォーンのために ~三橋鷹女の俳句によせて~(2002)

どうですか、このプログラム!
會田さんの美学が貫かれています!
そして、打楽器音楽の中でも未知の領域だと考えるヴィブラフォンについて、
自ら可能性を求めていくという決意と好奇心(あるいは、使命感)
彼もまた、自ら渉猟することで世界を開いて行ける音楽家の一人なのでしょう。

會田瑞樹ヴィブラフォンソロリサイタル1

品のあるポップ性の中に、紛うことなき独自性があり、
今後、内外の打楽器奏者に広く愛される可能性を感じさせる木山作品。
2台のヴィブラフォンから多種多様な音を導き出し、
しかし、ある一点のみに切り込む(生死を賭けるかのような)姿勢で進行していく山本作品。
ヴィブラフォンで血を滾らせる作曲が出来るのかと驚かされ、
金属系打楽器との組合せによる情念の響きを幾つも作りだした清水作品。

私にとって、清水さんの作品は初体験だったこともあり、この日、一番の衝撃を受けました。
2枚のシンバルを鍵盤に叩きつけて、その上からマレットで叩く奏法も刺激的でしたが、
ZILDJIAN FX ZIL-BELの余韻とヴィブラフォンの絡みが、とても美しかったです。

ゲネプロの合間などに作曲の背景を各氏から伺っているために、
私は、ご来場の皆様とフェアな立場での聴き手ではありません。
また、その内容には、決して公にされないであろうものが多く含まれるため、
どのように感想を述べれば良いのか、正直、悩んでしまいます。
結果、当たり障りの無いブログになってしまい、申し訳ございません。

會田瑞樹ヴィブラフォンソロリサイタル2

拙作《moonlight dancer》は、弓奏(arco)に特化した作品。
この決して新しくない奏法に可能性を見出したいと思いました。
時には、左手に子ども用ヴァイオリンの弓とマレットを1本ずつ、右手にマレットを2本持つなど、
音数の少なさに対して、かなり大変な曲だったかと思いますが、
會田さんは、全ての音に相応しい音色を見出して下さり、的確に奏して下さいました。
途中、コル・レーニョ(弓の木の部分で叩く奏法)を求める箇所があったのですが、
練習中に弓が折れる事故があったため、今回はスティックに持ち替えて演奏して頂きました。
ただ、初演を経て、やはり弓奏に特化させたい気持ちが強くなり、
また、この曲において、木の部分でカチカチと乱打することは本当に必要だろうか、
と疑問に感じてしまったため、途中の部分に早速、朱を入れております。

この日の白眉は、やはり、ラストの松村作品でしょう。
會田さんが演奏するこの曲を聴くためにご来場された方も少なくない筈。
年齢のことを云うと彼は嫌うかも知れませんが、
でも、23歳の演奏家とは思えない音楽を紡ぎ出されるのです!
否、若さゆえの瑞々しさ、透明さ、渾沌も共存する、清濁併せ呑むような演奏。
いつかは殺がれてしまうであろうものを思えば、今の彼だからこその演奏だったのでしょう。
私の言葉など遠く及ばない音楽。
作品が為せる業、演奏家が為せる業。
しかも、彼が演奏する松村作品に以前から接している方々は、
「今回が一番良かった!」と口を揃えて仰います。
彼はこれから先、何処まで進化するのでしょうか!!
そして、松村作品を越える、會田さんが先ずは奏すべきヴィブラフォン独奏曲は、
いつ、生まれるのでしょうか。。。

本公演について、音楽学・音楽評論の齋藤俊夫さんが早速、批評を書いて下さいました。
誠に有難うございます!
http://d.hatena.ne.jp/MOGURAmaru/20120809/1344534104

ゲネプロの合間やプチ打ち上げで語られた内容も大変興味深かった本公演。
この豪華な顔ぶれの中でビビりまくりの私ではございましたが、
参加させて頂けたこと、多くの方に初演を聴いて頂けたこと、
そして何より、會田さんにお声を掛けて頂き、初演して頂けたことを幸甚に存じます。

會田さんの益々のご活躍と進化を、ファンの一人としても、お祈り申し上げます!(●´ω`●)
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

t_AGCH's twitter

カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

FC2カウンター

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。