記事一覧

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

描線。

どもっ( ´∀`)つ自分です。

6日、かごしま県民交流センター・県民ホールで開催された、
7th フォーマレッツコンサート 2012』にお伺い致しました!(*゚▽゚*)

フォーマレッツ(FourMallets*)は、2000年1月に結成された、
鹿児島出身の女性打楽器奏者4名によるアンサンブル。
鹿児島を中心に活動する他、全国各地からの招待演奏も多数。
2002年より、世界的に活躍しているマリンビスト、小森邦彦氏をアドバイザーに迎え、
2006年には小森氏のプロデュースにより、
スティーブ・ライヒ《セクステット》を邦人として初めて全曲録音し、CDをリリースされました。
http://www.fourmallets.com/discography/

実は、メンバーそれぞれの演奏は聴いたことがあったものの、
フォーマレッツとして全員が揃った演奏を聴くのは、この日が初めて。
現代作品が多く並ぶコンサートですが、高校生と思われるご来場者も多く、
約600席のホールは、ほぼ満席状態でした。
開演前からあまりに楽しみで、会場でお会いした作曲家、
久保禎先生と石田匡志先生にマシンガントークみたく話し掛けてしまいました。。
音楽のお話が出来ることもまた、やっぱり楽しくて、、、(●´ω`●)

プログラムは、以下の通り。

   ギャレス・ファー/リトル シー ゴングス
   ブレイク・タイソン/ヴァーティカル・リバー
   アレハンドロ・ヴィニャオ/ブック オブ グルーブス 【共同委嘱作品、日本初演】
   サン・サーンス/死の舞踏
   一ノ瀬トニカ/ミリアド ラインズ 【共同委嘱作品、世界初演】
   アストル・ピアソラ/タンゴ組曲
   アストル・ピアソラ/アディオス ノニーノ [共演:中村均一(サクソフォーン)]
   ジョージ・ガーシュイン/ラプソディ イン ブルー [共演:中村均一(サクソフォーン)]

3曲目の作曲家、ヴィニャオ氏はアルゼンチンのブエノスアイレスで生まれ、現在はイギリス在住。
メディアアートの祭典「アルス・エレクトロニカ」で大賞を受賞され、
IRCAM(フランス国立音響音楽研究所)から作品を委嘱されるなど、世界的に活躍されています。
今回の新作は、世界各地の打楽器奏者からの委嘱で作曲され、
その組織はマリンビストの小森邦彦氏とペドロ・カルネイロ氏によってまとめられたもの。
(CDで愛聴しているお二方の名前がここに揃うとは!)
2台のマリンバのための本作について、プログラムノートによると、
「聴衆は決して途絶える事なく、グル―ヴとともに体を揺すって
 (“スウィング”して)いて欲しい、という事を強調したい」とのこと。
躍動感のある音楽シーンも良かったのですが、
2台が高音域を弱音で奏する絡み合いが特に美しく、印象的でした。

前半最後の曲となった《死の舞踏》では、
ステージの照明がほぼ全て落ち、ステージ横の時計等も消灯され、
暗闇の中、蓄光の手袋(?)を着けての演奏となりました。
当時はあまり楽器として用いられる事のなかった「おもちゃ」扱いの木琴を、
西洋管弦楽作品で初めて「楽器」として用いたとされる曲。
上記の演出も効果的で、骸骨の踊りがスタイリッシュに表現されていました。

後半1曲目は、一ノ瀬トニカ氏の作品の世界初演。
「無数の描線」を意味する本作は、
ミニマル的な要素はあるものの、旋律的なモチーフの多用により構成された作品。
この曲に限らずですが、フォーマレッツのコンサートでは、
響きやグル―ヴの推移だけでなく、メロディが重視されていたように感じました。
千手観音的と申しましょうか、膨大な数の音を一気に扱う超絶技巧の作品も悪くはないのですが、
それはそれで、聴き手も疲れてしまいますものね。。。
なので、「描点」ではなく「描線」をタイトルに持つ本作は、
フォーマレッツにこそ相応しい作品だったのではないでしょうか。

   余談ですが、一ノ瀬トニカ氏は、実弟・一ノ瀬響氏と結成したユニット『tOkyO』にて、
   2008年に放送のテレビアニメ『CHAOS;HEAD』の音楽を担当されました。

《タンゴ組曲》は、マリンバ・デュオでの演奏でしたが、
2台のマリンバの間にカホンをセッティングして、マレットで叩く場面も効果的でした。
ギター・デュオの魅力が詰まった本作をマリンバ・デュオで演奏する。
その楽器でなければ表現出来ない魅力を称えつつ、
他の楽器の奏者が「これを何とかして自分の楽器で演奏したい」と思わせる曲。
突き抜けた魅力は、理想的な作品の在り方の一つだと思います。
秋口から作曲するアンサンブル曲の条件の一つに、
「高校生が演奏していて楽しいと感じられるもの」という、ある種の実用性を求められるものがあり、
ピアソラ作品はその参考の一つに出来ると感じていたので、
本公演のような形で拝聴出来て良かったです。

最後の2曲は、サクソフォーン奏者の中村均一氏をゲストに迎えて。
《アディオス ノニーノ》は、啼鵬氏のアレンジを参考にされたのでしょうか?
比較的あっさりとした構成に直されていました。

と、ここで、私は最終の直行バス(20時58分発)で鹿屋へ帰るために退席させて頂きました。
ラストはどのような演奏だったのか、アンコールはあったのか、
色々と思い浮かべながら、後ろ髪を引かれる思いで帰ることでした、、(_´Д`)

鹿児島という極東の地方の街で、鹿児島を中心に活動するアンサンブルによって、
世界初演と日本初演が1曲ずつ演奏される。
しかも、2曲とも、世界的に広くご活躍されている作曲家さんによる新作です。
なんと素晴らしいことでしょう!
小森邦彦氏の言葉を借りるならば、
「世界中のマリンバ音楽の先端の一役を担って」いるのがフォーマレッツです。
そして、ある意味、かなりマニアックな公演になりがちな楽器編成ながらも、
鹿児島の方々がコンサートを楽しみとされていることも大変重要です。
ここが無かったら駄目だと私は思うのです。
鹿児島在住で活動する末席である私にとって、物凄く励みとなる存在でもあります。

以前、Twitterで前述の《セクステット》の録音が高く評価されていたこともまた、
私にとっては印象的なことでした。
ちなみに、その他の収録曲は、リッチ・オメラ《ウッドゥン ミュージック》、
武満徹《雨の樹》、ルーディガル・パヴァッサー《スカルプチャー イン ウッド》の3曲です。

フォーマレッツのコンサートは、2年に1回の開催とのこと。
「『鹿児島中が夢中になるコンサート』になる事を祈って」
と挨拶を締め括る小森氏は「エブリワン」ファンらしいのです!('▽'*)
鹿児島へ到達した日のランチは「ばくだんおにぎり」と決めているそうですが、
いったい、何味を選ばれるのでしょうか。。
わたし、気になります!

コンサートのレポなのに、いつも通り、結局は自分語り中心の内容となってしまいました。
私も、8月に打楽器作品が2曲初演される関係もあり、その観点からも大変楽しかったです!
http://greenhorn2011.blog24.fc2.com/blog-entry-4.html

會田瑞樹リサイタル 會田瑞樹リサイタル2

次のコンサートにもお伺いしたいです!
素敵な音楽を、ありがとうございました!!ヾ(=^▽^=)ノ

p.s.
女性だけ、ということで連想されるのが、今月29日に東京で開催される、
Girls!!!!! ~女性作曲家・演奏家による作品展~』という公演。
出品作曲家も演奏家も、全員がGirls!
「お客様はBoysも大歓迎」とのことですので、お近くにお住まいの皆様、如何でしょうか?
http://midorihisui.blog75.fc2.com/blog-entry-162.html
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

t_AGCH's twitter

カレンダー

04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -

FC2カウンター

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。